日本では“粉もん”と言えば、各地で特色のある「お好み焼き」や「たこ焼き」などが定番ですが、海外では「KONAMON」ブームが起きています。
世界に広がる「粉もん」人気 王女が「たこ焼き店」オープン
小笠原亘キャスター:
「粉もん」が世界でも人気となっています。メキシコの日本食レストランでは、粉もん以外のメニューもあるのですが、店名はずばり「KONAMON」にしたそうです。また、ロサンゼルス・ドジャースの本拠地球場である、ドジャー・スタジアムでは、築地銀だこの店舗が新規オープンしたそうです。
なぜ、ここまで人気となっているのでしょうか。日本コナモン協会の熊谷会長によりますと、海外の方々は「お好み焼きはヘルシー」と思っているそうです。キャベツなどが入っているからなのでしょうか、帰国してご家庭で作ろうとする方もいらっしゃるといいます。
さらに“ジャパニーズソース”が老若男女に人気の味であったり、お好み焼きをふっくらさせたり、たこ焼きを丸くさせたりするなど、綺麗な形に仕上げる“日本の技”も魅力だということです。
また、2007年にはインドネシアのグスティー・パンバユン第一王女が、たこ焼きの味と、一口サイズの丸い形が気に入って、自ら、たこ焼き店「粉もん TAKOYAKI」をオープンしました。
その後、インドネシアではじわじわと、たこ焼きブームが起きて、今では地元スーパーでの実演販売をはじめ、イスラム教の断食明けに“TAKOPA”をするご家族もいるくらい、たこ焼きが浸透しているそうです。
井上貴博キャスター:
“タコパ”で通用するのですね。
小笠原キャスター:
さらにロンドンでは“肉抜き”のお好み焼きがベジタリアンの方々に人気となっていたり、ニューヨークでは、お総菜売り場に『Okonomiyaki Kansaifu』という名前でお好み焼きを販売したりしているそうです。
「何を入れてもいいんです」あなたの国の推し“粉もん” オランダやカナダでは…
世界の“粉もん”事情について、外国人観光客の方に聞いてみました。
韓国人観光客「(4人で)チヂミ!」
オランダ人観光客「ダッチクレープ。もちっとした生地で、チーズ、りんご、チョコレート、何をのせてもいいんです」
カナダ人観光客「ビーバーテイル。薄いピザ生地に、チョコレートやクリームとか、ソーセージをのせてもいいの」
ロシア人観光客「ジャガイモと小麦粉を混ぜた団子のクロツキをボルシチに入れたりします」
アメリカ人観光客「カルツォーネ。ピザ生地に具をくるんで食べる。アメリカ風にアレンジして食べます」
元競泳日本代表 松田丈志さん:
確かに似たような食べ物は世界中にありますよね。(お好み焼き、たこ焼きも)なじみやすいのではないでしょうか。
ホラン千秋キャスター:
小麦文化は日本よりも欧米の方が盛んですので、輸入しやすいレシピなのかもしれません。
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