アメリカのバイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、ガザ地区南部のラファへの侵攻に改めて反対する姿勢を伝えました。

 ホワイトハウスによりますと、バイデン大統領は現在、カタールの首都ドーハで、仲介国によって行われている戦闘の一時休止や人質解放を巡る間接交渉の状況について説明しました。

 そのうえで、イスラエルが避難民の犠牲を考慮せずにラファで大規模な軍事作戦に踏み切ることに反対するという従来の姿勢を改めて伝えました。

 一方、ネタニヤフ首相は食料などの人道支援物資を搬入するため、イスラエルとガザの境界にあるケレム・シャローム検問所を開放することに同意したとしています。

 戦闘の休止に向けた交渉が難航するなか、イスラエル軍は6日、ラファの一部の住民に避難するよう要求し、ラファへの地上侵攻の懸念が高まっています。

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