イスラエル軍は6日、パレスチナ自治区ガザ地区最南部ラファの東部地域に住む住民に退避を求めた。イスラエル軍がラファへの侵攻を計画する中、事前に避難を呼びかけた形だ。イスラム組織ハマスとの戦闘休止を巡る交渉では、恒久的な停戦を求めるハマスとの間で隔たりがあり、ハマスに対して圧力をかける狙いもあるとみられる。
イスラエル軍は住民に対して、南部最大都市ハンユニスなどに避難するよう要求。避難先では食料や水など人道支援物資の増量が見込まれるとしている。
ラファにはガザの人口の約7割にあたる150万人が避難している。イスラエルのネタニヤフ政権はハマスの壊滅に向け、ラファに地上侵攻する構えを崩していない。【エルサレム松岡大地】
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