ブラジル南部で、先月末から続く大雨の影響で、これまでに75人の死者が確認され、被害が拡大しています。

ブラジルのリオグランデドスル州では先月29日から続く大雨の影響で、政府当局によると、これまでに死者75人、行方不明者103人、10万7000人以上が家屋を失う被害が出ています。

州内では停電や断水が続いているほか、高速道路が洪水で交通が分断される事態も起きていて、ブラジル政府は軍を州に派遣していますが、復旧作業が難航している状況です。

この大雨は、アマゾン地域から流れてくる湿った空気と不安定な大気などが影響していると専門家は見ています。

また、5日に被災地入りをしたルラ大統領は「官僚主義的弊害をなくし、速やかに資金援助を実施する」と、復旧へ強い決意を口にしました。

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