今、私たちの身近な存在となり、目覚ましい進化を遂げる“AI(人工知能)”。そんなAIの最前線をいくアメリカでは、どのように活用されているのでしょうか。

 今回、取材に向かったのはニューヨーク支局の特派員でアベプラの初代進行役としてもおなじみの小松靖さん。そんな小松さんが訪れたのはAIマッサージ。

 アメリカのエスケープ社が開発したAIマッサージ機はベッドの上に付いているセンサーで体をスキャンし、110万以上のデータポイントを記録することで個人に合ったマッサージを提供することができるのです。また、映像を見たり音楽を聴けるようになっていて、リラックスしながらマッサージを楽しめます。

 とはいえ、マッサージは人間の方がぬくもりを感じそうですが…。

小松さん
「表現難しいんですけど、人より良いかもしれないですね。めちゃくちゃ気持ち良かったです」

 でも、どうしてAIとマッサージを組み合わせたのでしょうか。

Aescape社 エリック・リットマンCEO(最高経営責任者)
「私はマッサージでしか解消できない慢性疼痛(とうつう)に悩んでいて、対応できるセラピストを見つけるのがとても難しかった。多くの人がそんな問題に悩んでいて、それが解消できたら生活がどれだけ楽になるかと思い、つくったんだ」

 今やマッサージまでAIが担う時代。その波は飲食にも…。

 アメリカの「アートリーコーヒー」が展開するAIを使ったコーヒー店。北米に11カ所、設置されています。

 では、AIがどのようにしてコーヒーを作るのか。まず、カップをセット。そしてコーヒーを抽出してカップへ。入れ物はきれいに洗い、そこにミルクが入ります。最後にカップにミルクを入れ、ラテアートも、あっという間にでき上がり。本格的なコーヒーがわずか2分30秒ほどで完成。

 一体、どうやって作っているのか。実はAIにバリスタの動きや、いれ方を学習させることで毎回ムラなく完璧なコーヒーを提供することが可能になっているのだそう。

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