イスラエルとイスラム組織「ハマス」の戦闘停止などに向けた交渉が続くなか、カタールメディアは「対立していたいくつかの点は解消された」などと報じました。

カタールメディアは2日、交渉を仲介するエジプト当局者の話として、イスラエルとハマスの戦闘停止や人質の解放に向けた交渉のなかで「対立していたいくつかの点は解消された」などと報じました。

そのうえで、ハマスが求めるイスラエル軍のガザからの段階的な撤退と、ガザ南部に避難している住人の北部への帰還について「満足のいく文言が得られた」としています。

一方で、ハマス側は「いくつかの点が解消しても、戦争が終結して停戦が宣言されない限り、合意することはできない」などと話しているということで、交渉の行方は依然として不透明な情勢です。

こうしたなか、ハマスの最高指導者・ハニヤ氏は2日、エジプトやカタールの代表と電話会談を行ったと発表。交渉で提示された案について「前向きに検討している」などと述べたうえで、代表団を早期にエジプトに派遣する考えを示しました。

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