イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスとの戦闘休止を巡る協議が合意に達しても、ガザ地区南部ラファに侵攻する考えを明らかにしました。

 ネタニヤフ首相は30日、人質の家族らとの会談の中で、「現時点で交渉での合意の可能性は極めて低いようだ」「交渉で合意しようがしまいが、ラファに侵攻しハマスを全滅させる」と語りました。

 29日からエジプトで始まった休戦交渉では、イスラエル側が提示した「恒久的な停戦」を将来的に議論する案が協議されていて、合意へむけた機運に水を差しかねない発言です。

 また、イスラエルの極右政党の党首はネタニヤフ首相から「見境のない交渉は行わない。ラファへの侵攻を約束する」と言われたことを明かしています。

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