インドネシアで起きた大規模な噴火。噴煙は上空1万9000メートルまで達し、激しい火山雷も観測されました。

■インドネシアの火山“また噴火”

 暗闇が真っ赤に照らされ、その中を稲光が走っています。火山の噴火に伴って発生する“火山雷”です。

 噴火したのは、インドネシア北東部にあるルアング火山。

 日本の気象庁によりますと、噴火は日本時間の30日午前4時ごろに発生し、噴煙は1万9000メートルに達しました。

 こちらの映像では、マグマが噴出している様子がはっきりと見て取れます。

 そして、周辺にある建物では火災も発生しました。

■大規模噴火… ルアング火山とは?

 世界の火山について調査をしているアメリカのスミソニアン自然史博物館のホームページによりますと、ルアング火山は標高725メートル。これまでに13回の噴火が確認されています。

 そのうち直近のものは今月16日から複数回、噴火が発生し、17日には大規模な噴火になりました。

 そして、火山活動はまだ継続中だとしています。

 日本の気象庁は噴火による津波の有無について調べていましたが、30日午前11時半、日本への影響はないと発表しました。

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