米CBSテレビは11日、複数の関係者の話として、トランプ次期大統領が来年1月20日に行われる就任式に、中国の習近平国家主席を招待したと報じた。習氏が受け入れたかどうかは不明だという。
次期政権は中国に強硬な姿勢で臨むとみられているが、CBSは「トランプ氏は首脳同士の緊密な関係が国際的な取引の鍵になると考えてきた」と指摘した。
報道によると、国務省の記録では1874年以降にこうした式典に外国の首脳が出席した例はない。習氏の他にも外国の首脳が出席する可能性があるといい、トランプ氏と友好関係にあるハンガリーのオルバン首相も出席を検討しているという。
次期政権の安保・外交の要職には、国務長官への起用が発表されたルビオ連邦上院議員ら対中強硬派が並ぶ。またトランプ氏は11月下旬に中国からの輸入品に追加関税をかけると表明した。【ワシントン松井聡】
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