韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳宣言をめぐって内乱の疑いで、新たに警察庁長官らが拘束されました。
尹大統領が44年ぶりに出した非常戒厳宣言をめぐっては、検察がきのう、内乱などの疑いで金龍顕前国防相を逮捕するなど捜査が進んでいます。
警察の特別捜査団はきょう、当時、国会の出入りを規制するよう指示したとする内乱の疑いで、韓国警察庁の趙志浩長官らを拘束しました。
韓国の憲法では、現職の大統領は刑事訴追を受けないと定められていますが、内乱罪は例外となっていて、関係者への強制捜査が進む中、尹大統領に対する捜査の行方に大きな関心が集まっています。
韓国の聯合ニュースは「韓国史上初めて、現職の大統領が拘束される可能性も次第に現実化している」との見方を報じています。
また、最大野党「共に民主党」はきょう、尹大統領への弾劾訴追案を再び国会に提出することにしていて、14日に採決が行われる見通しです。
一方、北朝鮮メディアは、韓国の非常戒厳宣言に伴う混乱について、きょう初めて報道しました。尹氏が「かいらい韓国の地を阿鼻叫喚にした」などと伝えています。
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