イスラエルが提示した休戦案をめぐり、ハマスと仲介国・エジプトとの間で協議が始まります。

イスラエルの提案は、ハマスが人質数十人を解放すれば、6種間程度の休戦や、避難民のガザ北部への帰還を認めるというもの。対価として求めている人質の解放も、ハマスが難色を示していたラインから少なく設定したといわれています。

さらに、その先に“恒久的停戦”を話し合う用意もあると交渉案に明記されているそうです。イスラエル側は、合意できれば、ラファ侵攻を停止すると公言もしていて、かなり譲歩したようにみえます。

しかし、その一方で、連日のようにラファへの空爆が続いています。海外メディアを通じ、イスラエル側からは、このような脅しも聞こえてきます。
イスラエル政府高官:(米・アクシオス26日):「これが最後の機会だ。合意できなければラファ侵攻を実行に移す」

イスラエルの提案内容は、バイデン大統領との電話会談で共有済み。現地には、ブリンケン国務長官も向かっています。
ホワイトハウス・カービー大統領補佐官:「休戦の後押しは、ブリンケン長官の最重要課題となる。イスラエル側の意向と、ラファ地上侵攻の計画が、どの段階にあるのかを確認する」

ハマスは「提案内容に大きな問題はない」と前向きに受け止めているとの報道もありますが、蓋を開けるまで楽観はできません。

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