現在のインターネットの開発に携わった米国の「伝説」の技術者らが群馬県庁に山本一太知事を訪ね、意見交換した。山本知事は「レジェンドたちに直接会えて光栄だ。最先端クラスのデジタル県となって今後の県政に生かしたい」と話した。
訪問したテッド・ネルソン氏は「ハイパーテキスト」を提唱し、文書が公開され閲覧できる「WWW(World Wide Web)」の仕組みづくりにつながったとされる。「インターネットの祖父」と称されるデビッド・ファーバー氏は現在も使われるテキスト処理のプログラミング言語を1960年代に開発。両氏はデジタル関連の分野で「人材育成のためには自由な発想が必要。優秀な人間に資金を与え、自由にやらせるべきだ」と指摘したという。
日本で国際標準のデジタル化を進めてきた慶応大の国領二郎教授も同行。ファーバー氏と国領氏は来年4月、共愛学園前橋国際大に新設されるデジタル共創研究センターの名誉センター長とセンター長にそれぞれ就任する。【田所柳子】
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