統合火力訓練の終了後に記念撮影する米韓両軍の兵士ら=3月14日、韓国・京畿道抱川(代表撮影)

米韓の国防当局者は11日、ワシントンで定例の統合防衛対話を開催した。共同声明によると、北朝鮮の核・ミサイル開発や日米韓3カ国連携の重要性について協議。ロシアと北朝鮮の軍事協力に警戒感を示した。米国は核を含めた軍事力で韓国を防衛するとし、北朝鮮が米国や同盟国へ核攻撃すれば「金正恩(キム・ジョンウン)体制が終わる」と牽制(けんせい)した。

声明は、露朝間の武器取引が国連安全保障理事会決議違反だと改めて確認。北朝鮮による核・ミサイル開発や挑発行為の継続が地域を不安定にしていると指摘した。

米韓両軍による朝鮮半島有事を想定した定例の大規模合同演習「フリーダムシールド(自由の盾)」によって、米韓同盟の危機管理能力や抑止力が高まったと指摘。韓国軍による偵察衛星2号機打ち上げは、米韓の偵察能力の向上につながると評価した。(共同)

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