アメリカのトランプ次期大統領は通商政策を担当するUSTR(通商代表部)の代表に元USTR首席補佐官のジェミソン・グリア氏を起用すると発表しました。
グリア氏は1期目のトランプ政権で関税引き上げの強硬姿勢を示したライトハイザーUSTR代表の首席補佐官を務めました。
当時、中国製品などに課税措置を取り、カナダ、メキシコとの間で自由貿易協定を結ぶ実務を担当しました。
ロイター通信などによりますと、グリア氏の中国に対する姿勢はトランプ次期大統領とほぼ一致し、アメリカの雇用や産業を保護するために中国に厳しい措置を取る必要があると主張しているということです。
トランプ次期大統領は指名の発表に際し、「ジェミソン氏は我が国の巨額の貿易赤字の抑制に取り組み、アメリカの製造業、農業、サービス業を擁護し、輸出市場の開拓に取り組むだろう」と声明を出しました。
トランプ次期大統領は25日、大統領就任の初日にメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課し、中国からの輸入品に追加で10%の関税を課すと表明しました。
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