韓国で北朝鮮政策を担当する統一省は、北朝鮮軍が、南北の軍事境界線近くで送電線を撤去しているのを確認したとして、映像を公開しました。

韓国軍によりますと、北朝鮮軍の兵士が24日から軍事境界線近くで送電線を撤去しているのが確認されたということです。

統一省が公開した映像は、北朝鮮軍が10月に爆破した韓国と北朝鮮を結ぶ道路の近くで撮影されたとみられ、兵士らしき数人が送電塔の上で作業を行っています。

統一省の関係者によりますと、送電線の所有権は韓国側にありますが4年前に北朝鮮が開城の南北共同連絡事務所を爆破して以降、送電は止まっているということです。

統一省は、「南北関係を断絶するための措置の一環とみられ、今後も関連の動向を注視している」と説明しています。

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