パレスチナ自治区ガザの戦闘休止や人質解放を巡る間接交渉で、仲介役のエジプト代表団は26日、イスラエルで同国当局者と会談した。米ニュースサイト、アクシオスによると、イスラエル側は「最後のチャンス」として、交渉に進展がなければガザ最南部ラファへの侵攻に踏み切るとエジプト側に警告した。会談を受け、イスラム組織ハマスは27日、対応を検討すると発表した。
ラファ侵攻を巡っては、民間人被害の拡大を懸念するバイデン米政権が反対している。米メディアによると、ブリンケン国務長官が30日にイスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相と会談する予定。サリバン米大統領補佐官は26日、MSNBCテレビで、1週間前と比べ「新たな取り組みが進んでいる」と強調、交渉進展に期待を表明した。
アクシオスによると、イスラエル側は今回の会談で、ラファ侵攻には明確な期限があり「無意味な再協議」には応じないと伝達した。(共同)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。