■トランプ人事にプロレスが“関与”?

CNNのロゴをした男性にラリアットを浴びせ、殴りつけるトランプ氏。これは2017年、自身のSNSに投稿した映像です。
(プロレスラー ハルク・ホーガン氏)「ここはドナルド・トランプのハウスだ。ここには本物のアメリカ国民で一生懸命働く男女しかいない」
大統領選では伝説のレスラー、ハルク・ホーガン氏も応援演説。
何かとプロレスと繋がりがあるトランプ氏。次期政権の閣僚人事にも影響が及んでいます。
(トランプ次期大統領)「新しいスターが誕生した。イーロン・マスクだ。」
イーロン・マスク氏を政府効率化省のトップに指名したトランプ氏。一方で未成年との性交渉の疑いを報じられたゲーツ氏が司法長官の指名を辞退するなど人選が物議をかもしています。
そんな中、トランプ氏はプロレス界の大物を閣僚に加えることを19日、決定しました。
(トランプ次期大統領)「リンダはアメリカを世界一の教育大国にしてくれるだろう。」
世界最大のプロレス団体の元CEO、リンダ・マクマホン氏です。マクマホン氏は夫のビンス氏と共に設立したプロレス団体「WWE」を世界180カ国で放送される一大帝国に育て上げました。トランプ氏との関係も深く、2007年にはビンス氏との「髪切りマッチ」に参加。この時はトランプ氏がビンス氏の髪を刈り上げました。トランプ氏とプロレスの関係について専門家は―。
(早稲田大学 中林美恵子教授)「悪いやつといいやつをだいたいプロレスは物語を作って分けますよね。そういう対立構造というのを長いことプロレスから学んだと思うんです。」
さらにマクマホン氏の教育長官就任でアメリカの教育が変わっていく可能性があるといいます。
(早稲田大学 中林美恵子教授)「教育省を撤廃すると。もっと州の自治があってもいい分野に、なぜ全国一律にしなければならないような足枷をおくのかと。マクマホン氏が(教育)長官であることによって、トランプ氏の発言や、やろうとすることが通じていく可能性があります。」


11月24日『有働Times』より

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