9月、取材に応じるフランスのバロ外相=米ニューヨークの国連本部(共同)

 フランスのバロ外相は英BBC放送のインタビューで、ウクライナはフランスが供与した長射程兵器でロシア領を攻撃できるとの認識を示した。攻撃は「自衛の論理」とし、長射程兵器による攻撃容認を初めて公言した。既に使用されたかどうかは明言しなかった。BBCが23日に報じた。

 ウクライナによる米英供与の長射程兵器攻撃を巡っては、ロシアが最新式ミサイルで報復攻撃するなど緊張が激化。フランスが供与した長距離ミサイル「スカルプ」(射程250キロ)も使われれば、ロシアがさらに激しい報復に踏み切る可能性がある。

 バロ氏はインタビューで、ウクライナ支援に「越えてはならない一線はない」と強調した。(共同)

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