ドナルド・トランプ次期米大統領=2024年8月30日、秋山信一撮影

 トランプ次期大統領への期待感を問う世論調査の結果が22日公表された。53%がトランプ氏の「将来への計画や政策」を支持し、2025年1月からの政権運営に一定の期待が示された。経済や治安、移民、外交などの分野で過半数が信頼感を表したが、深刻化する社会の分断に関連して「国をもっとまとめてくれる」と答えたのは41%にとどまった。

 ピュー・リサーチ・センターが大統領選後の12~17日に実施した調査で、政策ごとにトランプ氏がうまく対応すると「非常に信頼」「ある程度信頼」すると答えた割合は、経済政策(59%)、法執行・刑事司法(54%)、移民政策(53%)、外交(53%)で過半数だった一方、人工妊娠中絶(45%)は信頼感が低かった。

 トランプ氏の資質や人格に関しては、過半数が「精神的に元気」(55%)、「約束を守る」(51%)と評価したが、「良い模範」(34%)、「情緒が安定」(37%)、「正直」(42%)との評価は半数を下回った。【ワシントン秋山信一】

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