ウクライナがアメリカから供与された長距離ミサイルでロシア領内を攻撃したことについて、駐日ロシア大使は「戦闘の拡大を意味する」と非難しました。

ロシア ノズドレフ駐日大使
「我々の立場は極めて明確だ。プーチン大統領を含む指導者たちは、ロシア領土に対する長距離兵器の使用は戦闘が次の段階へと拡大することを意味すると何度も明言してきた」

 ノズドレフ駐日大使は21日の会見で、戦闘が拡大すればウクライナだけでなく、「NATO(北大西洋条約機構)の加盟国もロシアと戦うことになるだろう」とロシアの立場を強調しました。

 西側諸国がウクライナに供与した長距離ミサイルを巡り、プーチン大統領はこれまで、ロシア領内への攻撃は「NATOが戦争に直接参加したとみなす」と警告していました。

 アメリカメディアなどによりますと、ウクライナ軍は19日以降、アメリカやイギリスから供与された長距離ミサイルでロシア領内を相次いで攻撃していて、さらなる情勢悪化が懸念されます。

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