ウクライナ軍がイギリス政府から供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を初めてロシア領内への攻撃に使用したと報じられました。

ブルームバーグ通信は20日、西側の当局者の話として、ウクライナ軍が初めてイギリス製の長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」をロシア領内の軍事目標に向けて発射したと伝えました。ロシアが北朝鮮の兵士を戦闘に投入したことへの対抗措置だとしています。

19日には、アメリカから供与された射程の長いミサイル「ATACMS」が初めて使用されたと報じられています。この報道に対し、ウクライナのウメロフ国防相は「あらゆる手段を用いて防衛する」と述べるにとどめ、使用したかどうか明らかにしませんでした。

こうした中、ウクライナにあるアメリカ大使館やイタリア、ギリシャ大使館などが20日、相次いで閉館しました。

アメリカ大使館は「ロシアによる大規模な空爆が行われる可能性がある」としていましたが、ウクライナ軍の諜報機関は「ロシアが偽のメッセージを流し、混乱を引き起こそうとした」と分析。ゼレンスキー大統領は偽情報に惑わされないよう注意を呼びかけました。

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