イスラエルがイスラム組織「ハマス」との人質交渉を巡り、「今回がラファ侵攻前の最後の交渉となる」と伝えたことが明らかになりました。

 エジプトの代表団は26日、ガザ地区での休戦や人質解放に向けた交渉のためイスラエルを訪れ、当局者と協議しました。

 アメリカのニュースサイト「アクシオス」によると、イスラエル側は仲介役のエジプトに、「ハマスにラストチャンスを与えるが、交渉に進展がなければラファへの地上侵攻に踏み切る」と伝えたということです。

 エジプトは地上侵攻でガザからの避難民が自国に流入することを警戒しています。

 今後、人質交渉の進展のためにハマスへの圧力も強めるとみられています。

 一方、イスラエルのガザ侵攻に対する学生の抗議はアメリカだけでなく、フランスにも広がっています。

 マクロン大統領の出身校として知られるパリ政治学院で26日、パレスチナを支持するおよそ60人の学生らが反戦デモを行い、学校の建物を一時封鎖しました。

 学生らはイスラエルの行動を非難し、パレスチナへの連帯を示すよう大学側に要求しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。