南米ペルーを訪問しているアメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談が始まりました。
両首脳の会談はおよそ1年ぶりです。
バイデン氏は会談の冒頭、「競争は紛争ではない。紛争に発展しないようにするのが私たちの責任だ」と述べ、対話を重視する考えを強調しました。
習主席も「米中関係を安定し健全で持続可能なものにするという目標は変わらない」と述べ、トランプ次期政権とも意思の疎通を継続する意向を示しました。
トランプ政権の発足を前に、関係の安定化を目指す思惑は両国で一致しています。
会談では、首脳レベルや軍同士の意思疎通などを通じて、衝突を回避しながら協力できる分野で歩み寄ることの重要性を確認することになりそうです。
バイデン氏が来年1月に退任するため、両首脳の会談はこれが最後になる見通しです。
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