日本やアメリカ、中国などで構成されるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議が、ペルーの首都リマで開幕しました。会場周辺では警備態勢が一層強化されています。

 APEC首脳会議は15日と16日の2日間にわたって開かれ、石破総理大臣や最後のAPEC出席となるアメリカのバイデン大統領、中国の習近平国家主席ら21の国や地域の首脳が出席しています。

 アメリカの次期大統領がトランプ氏になったことで保護主義が強まることへの警戒感が広がるなか、今回の首脳会議で自由貿易の維持に向けた結束を打ち出したい考えです。

 会場周辺では14日に警察とデモ隊による小競り合いもありましたが、15日には警備にあたる警察官が増員され、通行止めのエリアが拡大されるなど厳重な警備態勢が敷かれています。

 デモの激化を懸念する声もありましたが、今のところ目立った混乱は起きていないということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。