米軍は25日、海上からパレスチナ自治区ガザに人道支援物資を搬入するため、ガザ沖合で浮桟橋の建設を開始した。運用開始は5月初旬の見通し。イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘が続くガザでは食料不足が深刻化し、バイデン大統領が3月に建設を表明していた。
米軍高官によると、米兵はガザに上陸せず海上で建設工事に従事する。浮桟橋は長さ数百メートルで、ガザの砂浜に固定される。イスラエル軍が米兵の安全確保のため警護に当たるという。
海上輸送のための支援物資は、地中海の島国キプロスに集められる。キプロスからは民間船でガザ沖合の臨時埠頭(ふとう)に運び、米軍の兵たん支援艦に積み替えられる。支援艦が浮桟橋に到着後、トラックがガザで物資を搬送する。物資の搬送や配分に国連などが協力する。(共同)
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