高騰するチケット価格にもかかわらず、ヤンキースタジアムは連日の満員です。そして、大谷選手は相手本拠地のショップでも特別な存在感をはなっていました。
29日も多くのファンが詰めかけたヤンキースタジアム。
「We Love オオタニ」
およそ5万人が訪れ、チケットは公式サイトでは、ほぼ完売です。再販サイトでチケットの値段を調べてみると…
記者
「ワールドシリーズのチケット、こちらのサイトを見てみますと、1万6000ドル、日本円で250万円くらいですね」
1席1万6000ドル、日本円でおよそ250万円の席まで。三塁ベースの目の前にある席のチケットを買った家族も大奮発したといいます。
ヤンキースファン
「4人分で1万6000ドル(約250万円)、1人4000ドル。いい新車を買うこともできたよね」
大のヤンキースファンでロサンゼルスでも観戦したということですが、ここまでの金額をチケットに払ったのは初めてだといいます。
ヤンキースファン
「妻には値段を言ってないんだ。もし(ヤンキースが)勝たなかったら、返金してもらわないと」
そして、左肩のけがが心配される中、29日も出場した大谷選手。アウェーのヤンキースタジアムのグッズショップでも、異例の扱いを受けていました。
記者
「ヤンキースタジアムのグッズショップに来ましたが、大谷選手のユニフォームとジャッジ選手のユニフォームが並んで置いてあります」
普段はヤンキースのグッズだけ扱うこのショップでは、ワールドシリーズの間、ドジャースのグッズの中で大谷選手のユニフォームだけ特別に販売しています。
公式グッズショップの責任者
「(シーズン中の)6月にも仕入れたけど、売り切れが続出だった。だから、きょう来るファンのために仕入れたんだよ。正確には分からないけど、2倍近く用意したよ」
さらに、大谷選手とジャッジ選手の2大スターの“頂上対決”とあって、大谷選手とジャッジ選手がペアになったボブルヘッド人形に、両選手の写真がプリントされたTシャツ、ボールまで。どれも売れ行きは好調だといいます。
2大スターへ注目しているのはメディアも同じです。試合前の練習にも、日米問わず多くの報道陣が。
ドジャースを取材 キルステン・ワトソン リポーター
「ドジャースの投手陣はジャッジ選手を抑える方法を見つけていると思うし、大谷選手が攻撃で後押しすると思う」
ヤンキースを取材 メレディス・マラコビッツ リポーター
「私が長年取材してきて学んだのは、ジャッジ選手を決して見くびってはいけないということ。バットを1振りですべてを変える可能性があるわ」
大谷選手が夢の世界一をつかむのか、はたまたジャッジ選手が逆襲するのか。あす、第5戦です。
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