バイデン米大統領は26日、イスラエルによるイランに対する報復攻撃について「軍事的な標的以外には攻撃していないようだ。これで終わりになることを望む」と述べた。イスラエル側の攻撃が抑制的だったことを強調し、イラン側に「再報復」しないよう求めた。東部ペンシルベニア州で記者団に語った。
バイデン政権は一貫して、イスラエルとイランによる報復の応酬が全面的な戦争に発展するのを懸念。イスラエルに対し、イランの強硬な再報復が想定される核施設や石油施設は攻撃しないよう繰り返し求めてきた経緯がある。
米メディアによると、イスラエルは前日の攻撃で、イランの弾道ミサイル関連の装置のほか、防空システムや無人機の製造工場などを標的にしたとみられる。一方、核施設や石油施設は攻撃しなかった。【ワシントン松井聡】
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