ロシアの隣国ジョージアで、26日に議会選挙が行われます。今回の選挙は欧米とロシアの間で揺れてきたジョージアの今後を占うものとして注目されています。
26日に投開票される旧ソ連・ジョージアの議会選挙。ジョージアは2022年、ロシアによるウクライナ侵攻開始直後にEU=ヨーロッパ連合への加盟を申請し、去年12月に加盟候補国として認められています。
ジョージアも2008年にロシアの侵攻を受け、国内に親ロシア派が実効支配する地域を抱えていることから、国民の反ロ感情が根強いとされます。
その一方で、ロシアとの関係も重視する与党「ジョージアの夢」は今年に入り、外国から資金提供を受ける団体を規制するいわゆる「スパイ法」や、LGBTなど性的少数者の権利を制限する法律を相次いで成立させていて、いずれもロシアで施行されている法律に似ているとして、親ロシアに大きく傾いたと指摘されています。
EUはこうした動きに懸念を示し、加盟に向けた手続きを事実上停止していて、野党側は今月20日に大規模な集会を開き、政権交代を訴えました。
地元メディアは今回の選挙を接戦と分析。選挙結果は欧米とロシアの間で揺れてきたジョージアの今後を占うものとして注目されます。
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