ミュージカルでも有名なパリにある老舗キャバレー「ムーラン・ルージュ」のシンボル、赤い風車の羽根が突然、崩落しました。
25日未明、パリにある創業130年以上の老舗キャバレー「ムーラン・ルージュ」で、店名の由来にもなっている赤い風車の羽根が突然、崩落しました。
羽根の一部が店の看板に当たり、「M」と「O」と「U」の文字も落ちました。
パリ市民
「地元の人には象徴的な建物です。観光客もたくさん来ます。(2019年に火災被害の)ノートルダムの次はムーラン・ルージュ。もうたくさんです」
羽根の崩落が起きたのはショーが終わっておよそ30分後の午前2時ごろで、当時、現場の周辺には多くの人がいましたが、けがをした人はいませんでした。
崩れた羽根は軽量化のためおよそ20年前に木材やアルミニウムなどで作られたもので、先月20日にメンテナンスを終えたばかりでした。
崩落の原因は分かっていませんが、ムーラン・ルージュの総支配人は「悪意のある行為によるものではなく、技術的な問題による事故だ」と話しています。
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