米中西部ミズーリ州カンザスシティーで10月16日、国立の第一次世界大戦記念博物館に100年前の建造時に埋め込まれたタイムカプセルの「開封式」が開かれ、当時のクーリッジ大統領からの手紙、1917年の宣戦布告のコピーなどが披露された。
タイムカプセルは銅製の箱で、今年7月にコンクリートや石灰岩の壁をドリルで崩して取り出された。
15点の記念品が中に入っており、1921年の起工式の画像を収めたフィルム、起工式の様子を伝える地元紙の紙面を刻んだ銅板、合衆国憲法や聖書のコピーが収められていた。第一次大戦で米軍の欧州派遣軍を率いたパーシング司令官にメッセージを求めたが、返答がなかったという記録も残されていた。
当時使用されていたナイトレート・フィルムは可燃性で、開封時に発火するリスクがあった。今回の開封時には、警察の爆発物処理班が立ち合い、無事に中身を取り出せたという。【ワシントン秋山信一】
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