アメリカ大統領選挙で共和党候補のトランプ前大統領が、中国が台湾に侵攻した場合「巨額な関税を課す」と述べ中国に対し強硬姿勢を示しました。

 ウォール・ストリート・ジャーナルは18日、トランプ氏がインタビューで、中国が台湾に軍事侵攻した場合、「150%から200%の関税を課す」と述べたと伝えました。

 そのうえで、中国との貿易を完全に停止する可能性も示したということです。

 中国軍は14日、台湾を取り囲む軍事演習を実施していて、トランプ氏は海洋進出を強める中国を牽制(けんせい)しました。

 また、アメリカ軍の軍事的な関与があるのか問われると、「その必要はないだろう。習近平氏は私のことを尊敬しているし、私が何をしでかすか分からない人物だと知っているからだ」と述べました。

 トランプ氏はこれまで、再選した場合「すべての中国製品に60%を超える関税をかける」といった主張をし、中国に強硬発言を繰り返しています。

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