11月の米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領が18日公開のインタビューで、2021年1月の連邦議会襲撃事件で拘束されている被告らを第二次世界大戦中に強制収容された日系人と同列に並べて、「なぜこんなに長く拘束されているのか」と不満を述べる場面があった。強制収容と刑事事件での拘束は全く性質が異なり、日系人社会の反発は必至だ。
21年の事件では、トランプ氏の呼びかけに応じて首都ワシントンに集まった支持者らが、20年大統領選の公式集計が進行中の議会を襲撃した。
トランプ氏は今回、この事件の容疑者や被告らの拘束が長期化しているとして、「こんなふうに扱われた人たちはいない。率直に言って、おそらく第二次大戦中の日系人くらいだろう。彼らも収容されていた」と述べた。
戦時中の米国では、12万人以上の日系人が強制収容された。米政府は1988年に公式に謝罪した。【ワシントン秋山信一】
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