大規模な反政府デモにより政権が崩壊したバングラデシュで、裁判所は国外に逃亡したハシナ前首相に対し、武力弾圧で多くの死傷者を出したとして逮捕状を出しました。

現地メディアによりますと、バングラデシュの裁判所は17日、今年8月に首相を辞任し、国外に逃亡したハシナ氏について、「人道に対する罪」の疑いで逮捕状を出しました。

ハシナ政権を崩壊に追い込んだ学生らによる一連の反政府デモをめぐっては、治安部隊の武力弾圧などで1000人以上が死亡したとされています。

裁判所は関係当局に対し、ハシナ氏を来月(11月)18日までに出廷させるよう指示していますが、隣国インドに逃亡したとみられるハシナ氏の詳しい所在はわかっておらず、バングラデシュ当局は、ICPO=国際刑事警察機構に協力を求めるとしています。

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