長引く不動産不況の影響で低迷する中国経済にテコ入れするため、中国政府は財政出動の規模を拡大し、新たな景気刺激策を実施する方針を発表しました。
藍仏安財政相は12日、会見を開き、▼国債の追加発行などを含む財政出動を実施することや、▼地方政府の財政悪化を改善するための支援を行うこと、▼国有銀行への資本注入、▼不動産市場の改善などを柱とする景気刺激策を実施する方針を明らかにしました。ただ、具体的な内容や金額は明らかになっていません。
先月には中国人民銀行が大規模な金融緩和を実施するなど、中国政府は景気刺激策を相次いで発表しています。
背景には今年の経済成長率の目標である「5%前後」の達成が危ぶまれていることが背景にあるとみられますが、こうした対策がどこまで効果を得られるかは不透明です。
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