同性カップルの婚姻届を不受理にするのは憲法が保障する婚姻の自由や平等権に反するとして、韓国の11組のカップルが11日にソウル西部地裁などに不服申し立てをする。10日午前にソウル市内で記者会見し、明らかにした。憲法裁判所に対しても審判請求をする予定。受理されれば、初めて憲法裁判所が審議することになる。
アジアでは同性婚の法制化は台湾、ネパール、タイで実現している。
韓国では2014年5月に初めて「法に同性間の婚姻を禁止する条項はない」などとして男性カップルが提訴したが、ソウル西部地裁は原告の訴えを棄却した。今回は憲法裁への審判請求など、前回とは訴訟戦略を変えて不服申し立てに踏み切った。
今回の訴訟の代理人弁護士は「世論調査では同性婚の賛成率が高まっており、アジアの他の国でも変化が起きている。こうした変化が判断に影響する可能性がある」と強調した。【ソウル日下部元美】
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