(左から)オーストラリアのアルバニージー首相、イーロン・マスク氏(ゲッティ=共同)

オーストラリア当局がX(旧ツイッター)に対し、シドニーの教会で今月起きた刃物襲撃事件を写した特定の映像の投稿を削除するよう命じ、Xがこれを拒否した問題は24日、法廷闘争に持ち込まれることになった。アルバニージー首相は23日、Xのオーナー、イーロン・マスク氏を「自分が法を超越していると思っている傲慢な億万長者だ」と非難した。

連邦裁判所は24日、双方の主張を聞き、5月10日に審理を開くことを決定。それまでの間、Xに問題となった映像を全世界で見られなくする措置を取るよう命じた。

メタなどソーシャルメディア各社は当局の要請に応じ、動画を削除している。Xはオーストラリア国内から動画へのアクセスは遮断したものの、削除はしなかった。

マスク氏は「Xが真実を語る唯一のプラットフォームであると一般の人に知らしめてくれたアルバニージー首相に感謝したい」と挑発した。(共同)

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