アメリカ南部に上陸した大型ハリケーンが甚大な被害をもたらしたことを受け、バイデン大統領とハリス副大統領がそれぞれ被災地を視察しました。

バイデン大統領
「被害状況を確認するためにここに来た。被災した他の州にも行くつもりだ。この自然災害の被害は非常に深刻だ」

 バイデン大統領は2日、大型ハリケーン「へリーン」によって被災したサウスカロライナ州とノースカロライナ州を上空から視察しました。

 いまだ被害の全貌がつかめないなか、バイデン氏は被災地支援を強化するため国防総省に対して、最大1000人の部隊を派遣するよう指示しています。

 また、ハリス副大統領はジョージア州を訪れ、被災者と面会したほか災害対応に臨むスタッフらを激励しました。

 ニューヨーク・タイムズなどによりますと、被害は南東部6つの州に広がり、少なくとも176人の死亡が確認されているということです。

 SNS上ではバイデン政権がウクライナやイスラエルの支援を続ける一方で、被災地への支援が不十分だと非難する声も上がり始めています。

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