国境沿いでイスラエル軍の砲撃を受けるレバノンの建造物=1日、ロイター

 ロイター通信は1日、イランがイスラエルに対して弾道ミサイル攻撃を準備している兆候があると報じた。米政府高官の話としている。イスラエル軍がイスラム教シーア派組織ヒズボラが拠点を置くレバノン南部に侵攻したことなどを受けた対抗措置とみられる。

 この米高官は「イランからイスラエルへの直接の攻撃は、イランにとって深刻な結果を招く」と警告。米政府は攻撃に備えて、イスラエル側の防衛準備を支援しているという。

 イランは4月にも、支援するパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルに対して、ミサイルや無人機(ドローン)など計300発以上の攻撃を実施した。この時は、イスラエル軍は米軍などの支援を受け、99%を迎撃したと説明していた。【ワシントン松井聡】

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