ニューヨーク市長として初めて起訴されたエリック・アダムス市長について、検察は、トルコ国籍の人物から違法な選挙資金を受け取っていたことなど起訴内容を明らかにしました。
起訴状によりますと、アダムス市長は2014年以降、汚職事件に関与したとして5つの罪で起訴されました。
具体的には、2021年のニューヨーク市長選挙を巡って違法な寄付金を受け取ったり、合わせて10万ドル=日本円で1450万円を超える豪華な旅行の提供を受けるなどしていたとされています。
いずれも提供元はトルコ国籍の複数の人物でした。
検察によりますと、アダムス市長はその見返りとして、安全上の懸念があるにもかかわらず、トルコの36階建ての新しい領事館の開設を許可するよう市の消防当局に圧力をかけたということです。
アダムス市長は無実を主張していますが、ニューヨーク州のホークル知事は「明らかになった事実は非常に重い問題だ」として対応を検討しているほか、議員からは辞任を求める声もあがっています。
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