ドイツ・ベルリン近郊の州議会選挙で国政与党が極右政党に僅差で勝利しました。地元メディアは、与党に投票した有権者の4分の3は「反極右」が目的だったと報じています。

 ベルリン近郊にあるブランデンブルク州で22日、州議会選の投開票があり、国政与党で中道左派のSPD=社会民主党が88議席中32議席を獲得して第1党となりました。

 選挙前の世論調査で第1党をうかがっていた極右政党「AfD=ドイツのための選択肢」は比例区で前回の選挙と比べて得票率を5%以上伸ばしましたが、僅差の2位で30議席となりました。

 AfDは一部の党幹部がイスラム教徒への差別的な発言をしていて、移民排斥やウクライナへの支援反対などを訴えています。

 ドイツメディアは、与党SPDに投票した有権者の4分の3はSPDへの積極的な支持の意図はなく、「反AfD」が目的だったと報じています。

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