ニューヨークで開かれている国連総会で「未来サミット」が開幕し、機能不全が指摘される安全保障理事会の改革を明記した協定が採択されました。

 未来サミットでは、各国の首脳らが地球規模の課題や多国間協力のあり方などについて議論します。

 ガザやウクライナでの紛争が激化し、常任理事国のアメリカやロシア、中国などの拒否権行使で実効性のある対策が見いだせないなか、グローバルサウスなどの新興国を中心に早期に国連改革を求める声が上がっています。

 これを受けて今回採択された協定では、安保理について「緊急の改革の必要性」が明記されました。

 ただ、常任理事国の5カ国は今回の未来サミットへの首脳の参加を見送る方針で、温度差も浮き彫りになっています。

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