無線機の爆発により煙が上がる建物=ベイルート南部で2024年9月18日、ソーシャルメディアの動画より・ロイター

 レバノン各地で18日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員らが所有する無線機が相次いで爆発したことを巡り、ロイター通信などは同日、無線機は日本製とみられると報じた。爆発した無線機の背面には日本メーカーの名前が書かれたラベルが貼られ、「日本製」と書かれていたという。

 レバノンでは17日、ヒズボラが戦闘員らに配布した数千個のポケットベルが一斉に爆発し、約2800人が死傷したばかり。ヒズボラと交戦を続けているイスラエルが爆発物を仕掛け、遠隔で爆発させた可能性が強く疑われている。

 18日に相次いだ無線機の爆発もイスラエルが関与したとの見方が有力だが、イスラエルはコメントしていない。【エルサレム金子淳】

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