レバノンを拠点とするヒズボラのメンバーが使う通信機器が一斉に爆発し、9人が死亡、数千人のけが人が出た原因について、高性能の爆薬が電池に仕掛けられていた可能性が指摘されています。

 中東のメディアは、イスラエルの諜報(ちょうほう)機関がイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」のメンバーが使うポケットベル型の通信機器に装着された電池に高性能の爆薬を仕掛け、遠隔で温度を上昇させ爆発させたと報じました。

 爆発した通信機器は「5カ月前に輸入されたものだった」ということです。

 アメリカのニュースサイト「アクシオス」は情報筋の話として、この作戦が今週初めにネタニヤフ首相と政府高官が出席した安全保障会議で承認されたと伝えています。

 イスラエル北部のレバノンとの境界付近で緊張が激化することが予想されることから軍が厳戒態勢を敷いているとしています。

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