ロンドンの英国防省本部(共同)

 英国防省は17日、ウクライナ侵攻でロシア軍の死傷者が61万人を超えたとの推計を発表した。ロシア軍が前線に投入する兵力を補充する必要に迫られ、新兵動員を続けていると指摘した。米紙ウォールストリート・ジャーナルは両軍の死傷者は計約100万人で、ロシア側の死者は約20万人、負傷者は約40万人だと報じた。

 米ニュースサイト、ポリティコは16日、今年2月に解任されたウクライナ軍のザルジニー総司令官が、8月に始まったロシア西部クルスク州への越境攻撃に反対していたと報じた。越境後の展開が見えず、越境攻撃は「賭けだと感じていた」という。

 ザルジニー氏はウクライナの首都防衛に成功するなど戦果を上げた。(共同)

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