米東部ペンシルベニア州ウィルクスバリで開かれた大統領選の選挙集会で13日、民主党のハリス副大統領の応援演説をした地元市長が、ハリス氏の名前を正しく発音できずにブーイングを受ける一幕があった。
以前、共和党のトランプ前大統領が意図的に間違った発音をしてジョークのネタにした経緯があり、聴衆も敏感に反応した。
ハリス氏の母親はインドからの移民で、「カマラ」はサンスクリット語で「ハス」を意味し、ヒンズー教の幸運の女神ラクシュミの別名とされる。
発音は「カマラ」の「カ」にアクセントを置くのが正しいが、市長は「マ」にアクセントをつけて発音。聴衆からブーイングを浴びても、市長は事態がのみ込めずに困惑。発音ミスだと気づいた後も正しい発音が分からなかったようで、その後は「カ・マ・ラ、ハリス」と区切って発音した。
集会の最後に登場したハリス氏は「最後まで接戦になる。我々はアンダードッグ(不利な状況にある挑戦者)だ。それを肝に銘じて戦っていこう」と引き締めを図った。【ウィルクスバリ秋山信一】
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