中国で「国防教育法の改正案」が可決されました。高校生や大学生は基礎的な軍事訓練を受けるべきなど、国防教育を強化する内容の文言が盛り込まれたものとみられます。
中国国営の新華社通信によりますと、中国の国会にあたる全人代=全国人民代表大会の常務委員会は13日、「国防教育法の改正案」を可決しました。今月21日から施行されます。
改正案の中身は明らかになっていませんが、可決される前の草案には、▼小学校や中学校で国防に関連した授業を実施すべきという内容が盛り込まれていたほか、▼「高校生や大学生は基礎的な軍事訓練を受けるべきだ」という文言が法律に明記されたものとみられます。
中国は愛国主義教育の強化などを盛り込んだ「愛国主義教育法」を今年1月に施行したばかりで、習近平指導部は学校教育の場での軍事教育や愛国教育の強化に重点を置く方針を鮮明にしています。
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