断続的な大雨に見舞われているタイでは、北部を中心に洪水が発生しています。
20時間以上取り残された男性を救助するため、水上バイクの世界チャンピオンも駆け付けました。
大雨による洪水で建物1階の屋根部分まで濁流が押し寄せるなか、黒いTシャツを着た男性が取り残されています。
現地メディアなどによりますと、タイ北部のチェンライ県で10日、80代の男性が救助を求めましたが、水の流れが速く、当局のボートでは近付けませんでした。
20時間以上が経ち、膠着(こうちゃく)状態が続くなか、現場に駆け付けたのは水上バイク。
男性を乗せ、濁流に逆らいながら救助は成功しました。
操縦していたのは水上バイクの世界チャンピオン、ティーラプラテープさんで、水上バイク仲間とともにボランティアで被災地を訪れました。
その後も屋根に取り残された住民らの救助にまわったということです。
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