アメリカの8月の消費者物価の伸び率は2.5%と市場予想を下回りました。物価の伸びの鈍化が続いていることが確認された結果で、来週、政策金利の引き下げが決定される見通しです。
アメリカ労働省が11日、発表した8月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて2.5%の上昇で、市場予想をわずかに下回りました。
アメリカでは7月、3年4か月ぶりに消費者物価の伸び率が3%を下回りましたが、8月はさらに伸び率が縮小しました。
物価の伸びの鈍化が続いていることが確認されたことで、中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は来週、政策金利を引き下げる見通しです。
市場ではFRBが雇用が悪化するリスクを重く見て、通常の金利引き下げ幅の2倍にあたる0.5%の利下げに踏み切るのかが注目されています。
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