米大統領選に向けた10日の候補者討論会で、民主党のハリス副大統領(59)は「私はジョー・バイデンでもドナルド・トランプでもない。新しい時代のリーダーだ」と述べ、子どもを持つ世帯の大幅減税や住宅購入補助など、中間層の支援を押し出す自らの経済政策の独自性を訴えた。
これに先立ち、共和党のトランプ前大統領(78)は、記録的な物価上昇(インフレ)を引き起こしたのはバイデン政権の責任だとし、「彼らは経済政策で無策だ。思い出してほしい。『彼女はバイデンだ』ということを」と批判した。
インフレは大統領選の重要な争点になっている。トランプ氏は、バイデン政権を副大統領として支えてきたハリス氏を「バイデン氏と同罪」と追及している。
ハリス氏はインフレが市民に大きな痛みを与えていると認めつつ、さまざまな家計支援策を打ち出している。【ワシントン大久保渉】
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