アフリカ北部のアルジェリアの大統領選挙は、現職テブン氏の再選が確実となりました。政権の強権化が進むことになりそうです。
7日に投開票された大統領選挙は、当初予定していた時間から大幅に遅れて締め切られました。
現職を含む3人の候補が争いましたが、アルジェリアの国営通信は、現職のテブン氏(78)が当選確実だと報じています。
有力な対抗馬がいないなか、テブン氏は、賃金や失業手当ての引き上げなどを掲げ、「アフリカ第2の経済大国を目指す」と訴えてきました。
当初12月に予定されていた選挙を突如、前倒しするなど選挙戦を優位に進める狙いがあったと報じられています。
テブン氏は20年の長期政権を率いた前大統領が2019年の大規模な民主化デモによって退陣した後、軍などとの決別を訴え初当選しましたが、政権と軍の親密な関係は現在も続いています。
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